はじめに
「一生に一度しか遊べないゲーム」として話題のマーダーミステリー。その中でも、日本におけるブームの火付け役となったのが、この『九頭竜館の殺人』です。
「多人数で遊ぶのは難しそう…」「初心者だけで大丈夫?」という不安を解消するために、実際に遊んで感じたリアルな感想をお届けします。
作品の基本データ
まず、遊ぶ前に知っておきたい基本情報はこちら
| 項目 | 内容 |
| プレイ人数 | 7〜9人 |
| プレイ時間 | 約120分 |
| 対象年齢 | 15歳以上 |
| 難易度 | ★★★☆☆(初心者でも楽しめる!) |
1. 圧倒的な「洋館ミステリー」の没入感

舞台は、不気味な噂が絶えない古びた洋館「九頭竜館」。そこで行われる降霊会…。ミステリー好きなら誰もがワクワクするシチュエーションが完璧に整っています。
クトゥルフ神話の要素が少しエッセンスとして加わっており、独特の緊張感の中で物語が進行します。キャラクター一人ひとりに深い背景があり、まるで自分が小説の登場人物になったかのような没入感を味わえます。
2. 初心者に選ばれる「3つの理由」
ここが凄い!初心者への配慮
- 目標が明確: 各キャラクターに「やりたいこと」がはっきり書かれているので、何を話せばいいか迷いません。
- GM(進行役)なしでOK: 司会者がいなくても、付属の説明書通りに進めるだけでスムーズに遊べます。
- 感想戦が最高に楽しい: ゲーム終了後、全員で「あの時あんな嘘をついていたのか!」と答え合わせをする時間が、本編と同じくらい盛り上がります。
3. 遊ぶ前に注意すべき「たった一つの壁」
非常に完成度の高い作品ですが、唯一の難点は「人数の確保」です。
- 最低7人は必要: このゲームは7〜9人用です。人数が足りないと遊べないため、友人やSNSで早めにメンバーを集めるのが成功のコツです。
- 広いテーブルを用意: 証拠品カードを並べるスペースが必要になるため、カフェの小さな席よりは、自宅のダイニングやレンタルスペースなどが向いています。
まとめ:あなたの手で「伝説の夜」を
『九頭竜館の殺人』は、マダミスデビューにこれ以上ないほどふさわしい名作です。
最初は緊張するかもしれませんが、一度物語が始まれば、そこには日常を忘れる最高のミステリー体験が待っています。ぜひ、信頼できる仲間を誘って、九頭竜館の扉を開けてみてください。

